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事件から1ヵ月経った浦和レッズゴール裏の今 [サッカー]

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浦和レッズの人種差別横断幕の問題から1ヵ月...
この1ヵ月間はレッズの選手、クラブ関係者、サポーターにとっては試練ばかりの日々だった。
発端は3/8のホーム開幕戦、サガン鳥栖戦で起きた。

ホームゴール裏のコンコース内に「JAPANESE ONLY」という人種差別的なバーナーが試合開始前から張り出されていたにも関わらず、試合終了まで撤去されず残っていたのである。
「JAPANESE ONLY」という弾幕の真意は「スタメンが日本人だけ」という意味ではなく、「ゴール裏は日本人しか入れません」という意味合いを持っていただろう。
近年、Jリーグ観戦者の中には外国人の方も多く見受けられ、この弾幕を見た外国人はひどく傷ついたかもしれない。
この弾幕の写真をTwitterに投稿したレッズサポから爆発的にサッカークラスタに広がり、JFAの調査後、浦和にはJリーグ史上初となる無観客試合の制裁が下されたのだ。

2013シーズンにホームゲームで清水エスパルスに敗れ、1部のサポーターがビジター側のゲートを塞ぎ、清水サポが帰れなくなるという事件が起きた際、浦和には制裁金1000万円の支払いを命じられた。

しかし、今回の無観客試合で損失した金額は推定3億円と言われ、30倍もの制裁金を払ったのと同じ状態になったのである。
そしてクラブが下した決断として、ビッグフラッグ、ゲートフラッグ、コレオ、横断幕の使用を禁止、さらにゴール裏で応援を仕切っていた「URAWA BOYS」など11チームの解散を発表した。

熱狂的なサポーターが多い浦和レッズはJリーグを牽引するサポーターにならなくてはいけなかったのだが、1部のサポーターの行動によって
世界から見れば「日本が」
日本から見れば「Jリーグが」
Jリーグから見れば「浦和が」
という見られ方をしてしまった。
これはレッズを本気で応援していた人にとっては迷惑な話である。

しかし、この事件によって今、レッズは新しい方向へ進もうとしている。
「SPORT FOR PEACE」を合言葉にチーム、サポーターが再スタートを切ったのだ。

4/6に行われたベガルタ仙台戦、無観客試合後初となるホームでのリーグ戦。
いつもと違うゴール裏がそこにはあった。
クラブ公認の公式フラッグの使用は認められ、タオルマフラーと歓声と共にいつも以上に気合いの入った声援をそこに見た。
ハイライト動画↓
http://youtu.be/lPNsllO5PBA

太鼓や拡声器などのリーディングアイテムの使用は申請グループとレッズ関係者による合同の話し合い行われたようだが、今回は見送り。
応援は基本的に手拍子と声援だけで自然発生、プレミアリーグのような応援スタイルとなった。
新しい応援スタイルを模索する動きもあり、今後どう変化し、使用禁止になったものが解禁されていくのかは流動的になりそうである。
早くもフラッグの解禁が行われ、この判断が甘いといえばそこまでになりそうだが、サポーターとチーム関係者でベクトルを合わせて新しい形を作ろうとしていることをプラスに考えていくべき。
以前にはこのコミュニケーションがなく、サポーターがクラブの足を引っ張っていた印象が強い。

スタジアムはサッカーを楽しむために足を運ぶものであり、問題を起こす場所ではない。
Jリーグには海外サッカーにはないJリーグの良さがあるのでそこをもっと伸ばしていくべきだろう。
不祥事によって学ぶ事は他クラブにもある。
僕は浦和サポではないのでこれ以上偉そうなことは言えないが、浦和の熱狂的な応援の部分は他のサポも見習っていいかと。
浦和レベルのゴール裏が2つ同じスタジアムにあったら...と考えるとすごい絵面になると思いませんか?
Jリーグは日本のサッカーファンが育てていくもの。
今後の浦和ゴール裏の動向にも注目したい。

ではまた。



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